看護師になって自信を無くした時

私が前に担当していた患者さんは、不安などを口にすることなくいつも笑顔で治療を受けてくれていたのでとても看護をしやすいと感じていました。他の患者さんの中には不満ばかりを口にしていたり、看護するにも怖がってしまい、点滴などを嫌がる人もいたのですが、この患者さんは本当にどんな治療でも快く受けてくれていたのでもちろん病気の治りも早く退院してくれたのですが、退院する少し前にご家族の方に聞いた話が、治療に対してはすごく不安を持っていて、毎日怖い思いをしているけれど病気のことは自分がわからないし怖くても先生や看護師さんの言うことを聞くしかないと言っていたそうです。

私の前では常に笑顔を見せてくれていたので、こういった患者さんの気持に気が付いてあげることができず私も当たり前のように看護師しまっていたのですが、本当は患者さんも不安に感じていたということをご家族の方から聞いてすごく反省したし、看護師として自信を失ってしまいました。もっと患者さんの気持ちに敏感になっていなければいけないのに患者さんが見せてくれる笑顔に私は甘えていたんだなと思い、それからは患者さんの様子を細かくチェックしながら看護をするようにしています。どんなに笑顔で快く治療を引き受けてくれる患者さんでも、必ずといって良いほど不安を持っているということを忘れずに患者さんに接していくということを知らず知らずの内に教えてもらいました。

男性の患者さんは特に強がる

女性の患者さんの場合には不安に感じていることなどを比較的口にしてくれるので看護をするにもしっかりと不安を取り除きながら看護師が様々な話をしたりすることができるのですが、男性の場合にはやはりプライドもありますし、治療において不安に感じていることを簡単に口にできない部分があるので、看護師が敏感にこうした気持を察してあげないと患者さんは不安を抱えたまま治療を行わなければなりません。

患者さんの内面的な気持ちに気がついてあげるというのはとても難しいことだと思いますが、看護師として成長していく中でこういった部分にも気が付いてあげられるようになることはとても大切ですよね。初めからこのように患者さんの内面的な気持ちに気がついてあげられる看護師は少ないと思いますが、常に患者さんの細かな表情などをしっかりとチェックして、少しでも不安げな表情を見せた時などには不安を取り除いてあげるように楽しい話をしたり、治療に関しての詳しい説明をしてあげたりする方が良いと思います。